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大多喜町立老川小学校教育・文化
所在地 夷隅郡大多喜町小田代524-1
施工年月 2001年2月
ジャンル 教育文化施設
用途 小学校
敷地面積 14,341㎡
延床面積 1,953㎡
構造 W造+RC造
階数 地上2階
掲載雑誌 日経アーキテクチュア2001/11-12
近代建築2000/06
スクールアメニティ2001/05
建築設計資料集成「教育・図書」
建築設計資料105「学校3」
受賞 第8回千葉県建築文化賞
平成14年度文部大臣奨励賞
養老渓谷の豊かな自然に恵まれた地域に位置する老川小学校は、山の中腹にわずかに広がるスペースに建つ「お山の学校」である。周辺の山並みの景観と呼応するかのような勾配屋根の連なるクラスター型の教室は木造で、地元産の杉を多用した温かみ溢れる空間を提案している。多目的ホールは公民館的集会施設としても位置づけられた地域開放ゾーンであり、子どもたちと地域社会の結びつきをより密接なものにしたいとの思いから、施設の中央部にシンボリックに配置した。ふれあいコートはベンチ、黒板、実習テーブル、花壇、さらには屋外劇場も備えた多目的広場で、子どもたちの自由な発想や自発的な学習意欲を高めると同時に、コミュニティモールによって各クラスターと結合させることによって、内外空間に開放的な連続感を生みだしている。(小島・元所員)

撮影 栗原写真事務所